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呼吸器外来

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呼吸器科外来の開設

呼吸器科外来では、急性上気道炎(風邪)を始め、急性気管支炎や肺炎などのウイルスや細菌による呼吸器感染症、気管支喘息、肺気腫や慢性気管支炎などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺癌などの呼吸器悪性腫瘍、間質性肺疾患(肺の組織が線維化し、弾力性が低下する病気)、種々の原因による慢性咳嗽、慢性呼吸不全、自然気胸(肺に穴があき、肺が膨らまなくなる病気)などの疾患に対する診断、治療を行います。
喫煙と肺癌との関係については、皆様方も新聞や雑誌、テレビなどで良くご存じのことと思いますが、呼吸器科にとって、タバコを吸われる患者さんに対する禁煙指導はとても重要で、特に慢性閉塞性肺疾患や気管支喘息などでは、その原因となるだけではなく、症状そのものを進行、悪化させます。また、肺癌はもちろんのこと、喉頭癌や食道癌を始め、ほとんどすべての癌において、喫煙者のほうが癌発生のリスクが高くなっています。また、狭心症、心筋梗塞などの心疾患や脳出血、脳梗塞などの脳血管疾患は動脈硬化が原因で発症し、喫煙はこの動脈硬化を促進してこれらの疾患の助長因子となります。さらに、胃十二指腸潰瘍などの消化器疾患や糖尿病なども喫煙者のほうが有意に発症リスクが高くなっています。これらの疾患はまとめて喫煙関連疾患とも呼ばれていますが、当科では患者さんに積極的な禁煙指導を行うとともに、生活指導や栄養相談なども一緒に行って、発症リスクの低減や症状の軽減維持に努めます。21世紀は予防医学の時代と言われていますが、禁煙は病気の予防の確実な第一歩であり、何よりもタバコを吸わないことが大切です。
<長引く咳> 呼吸器科外来を受診される患者さんの中で最も多い訴えは「咳」です。咳の原因には色々なものが挙げられますが、咳の種類(乾性咳or湿性咳)、痰の性状、喘鳴の有無、咳が続いている期間、季節性、先行感染症の有無などを問診で聴取し、丁寧な胸部聴診やレントゲン検査(胸部単純写真や胸部CT)、血液検査等を行うことで咳の原因のほとんどは突き止めることが出来、これらの所見に見合った治療を行うことで多くの患者さんには改善が認められます。既存の治療で症状改善が見られず、長引く咳で悩まれている方は、一度、当科にご相談ください。

履  歴

氏名  堀内雅彦  
生年月日 昭和28年11月19日 62歳
昭和54年 3月  久留米大学医学部卒業
同   年 4月  久留米大学医学部第一外科学教室入局
昭和56年 7月~57年 6月 麻酔科
昭和60年 4月~61年 3月 東京国立がんセンター研究所肺病理部
平成 6年 4月  久留米大学医学部講師
平成 9年 6月  国立大牟田病院呼吸器外科医
平成14年12月  杉循環器科内科病院
平成27年 5月  寺尾病院
平成27年 9月  弥永協立病院(非常勤)

<所属学会>
日本呼吸器学会(呼吸器専門医)
日本呼吸器内視鏡学会(気管支鏡専門医)

堀内雅彦

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